illustratorでパネルと名のつくものはツールパネルだけではなく、実は20種類以上のパネルが存在します。すべてのパネルを使うわけではないので、ツールパネルのようによく使うものは表示されていますが、あまり使わないものは非表示になっていたりします。

人それぞれの使い方によって、よく使うパネルとそうでないパネルははっきりわ別れていると思うので、よく使うパネルにいつでもアクセスできるように画面をカスタマイズしておくのは一つの方法です。画面のカスタマイズについてはここでは取り上げません。すべてのパネルに共通する扱い方をご紹介します。

アイコン表示とタブ表示の切り替え

パネルの表示には、「アイコン」と「タブ」の2種類あります。イラレでは基本的にこの2種類のパネル表示を切り替えながら作業を進めていきます。使わないときは「アイコン表示」にしておき、使いたいときにアイコンをクリックし「タブ表示」に切り替えるのが一般的です。

切り替え方法は、アイコンをクリックすると「タブ」が出現します。そして、再度アイコンをクリックすると、今度は「タブ」が消えます。このように、アイコンをクリックすることで、「タブ」の表示・非表示を切り替えることができます。

タブ表示で独立させる

アイコンをクリックして「タブ」を出現させると、同時にいくつかのパネルも「タブ」になって出現することがあります。これは、いくつかのパネルをグループ化(ドック)しているからです。場合によって、「タブ」を独立させたほうが作業を効率的にできるかもしれません。

「タブ」を独立させたい場合は、その「タブ」をドラック&ドロップして外に移動させるだけです。もし、ある「タブ」と合体させたいとなったら、その「タブ」をドラック&ドロップして今度は内に移動させるだけです。

パネルタブのサイズを変更する

パネルはアイコンの場合、あまり作業への影響は感じません。しかし、タブになると、ワークスペースを侵食してくるので、作業に多少影響してくる可能性があります。この問題を解決するには、アイコンをクリックしてタブを非表示にする方法がすぐに思いつくでしょう。しかし、解決方法はこれだけではありません。

実は「タブ」のサイズを変更することができます。その方法は、「タブ」の左上にあるマークをクリックだけです。クリックすると、タブのサイズが大きくなったり小さくなったりします。パネルの種類にもよりますが、サイズの変更が何段階かにできるものもあります。

パネルのタブが邪魔だと思ったら、タブのサイズを最小に切り替えましょう。そして、必要なときだけタブのサイズを最大化しながら、作業を進めてください。

まとめ

illustratorでパネルを扱う基本的な方法について説明してきました。パネルの基本操作を理解しておくと、イラレでのデザインスピード向上したり、より快適な作業環境をカスタマイズできたりします。