Illustratorで画像をイラスト風にする

2017.1.3イラストレーター

Illustratorで画像をイラスト風にする

オブジェクトを描画してデザインするだけがイラストレーターではありません。他にもたくさんのイラレの活用法があります。そんな中でおすすめしているのが、写真をイラスト風にする機能です。では、どうすれば画像をイラストに変換することができるのでしょうか。

画像トレースとは


画像トレースとは、画像をなぞってイラストにする操作です。専門的に説明すれば、写真などのラスター(ビットマップ)画像をベクター画像に自動的に変更する操作です。この操作はIllustratorのCS2になって追加され、CS5までは、「ライブトレース」という名称でした。この操作によって、自分の描いたイラストやスケッチなどを、イラレで編集できるようになります。なので、この操作を知っていると、イラレの使い方の幅が大きく広がります。

画像トレースの手順


それでは実際に写真を画像トレースしてみましょう。

1.アートボードを作る


まずは準備として、アートボードを作成します。メニューバー「ファイル」>「新規」をクリックすると、新規ドキュメントのダイアログボックスが表示されます。ここで、プロファイルなどをトレース画像の使い方などによって設定します。

2.写真を配置する


アートボードが作成できたら、トレースする写真をアートボード上に配置します。メニューバー「ファイル」>「配置」をクリックします。


そうすると、トレースする写真を選択する画面がでてきます。写真を選択して「配置」をクリックすると、アートボード上に写真が配置できます。

3.画像トレースを作成する


写真の配置ができたら、「画像のトレース」を行います。コントロールパネルに「画像トレース」ボタンがあるので、クリックします。そうすると、写真が白黒の表示になります。


この操作と同じことは、メニューバー「オブジェクト」>「画像トレース」>「作成」からも行うことができます。

4.画像トレースを調整する


「画像トレース」ができたら、どこまで画像を忠実にトレースするかを調整します。そのために、コントロールパネルの「画像トレースパネル」のアイコンをクリックします。パネルが表示されたら、「パス」と「コーナー」によって、トレースの精度を設定します。


パスとトレースの値が大きいほど、細かいイラストができます。値が大きすぎると、写真なのかイラストなのかわからなくなる可能性もあります。調整前後の変化は、プレビューのチェックを入れたり外したりすることで確認できます。

5.色を調整する


トレースの細かさを決めたら、今度は色を調整します。画像トレースパネルの「プリセット」には、複数のカラーパターンが準備されています。ここからお好みのパターンを選択するといいでしょう。もし細かく色を調整したい場合は、「しきい値」で色の数を設定するなどしてください。

6.拡張する


ここまでの作業が終わったら、画像をベクター画像に変換します。そのために、コントロールパネルにある「拡張」ボタンを押します。そうすると、画像がパスに切り替わります。この時点で、画像トレースパネルなどでトレースの調整ができなくなります。

7.微調整する


写真がパスに変換されたので、ダイレクト選択ツールなどでパスの調整することができます。

まとめ


ここまで写真をイラスト風にする方法を学んできました。画像トレースは意外と簡単にできてしまうのがわかったと思います。この機能を使う機会があれば、どんどん活用してほしいです。