資料やプレゼンをパワポで作っているときに、内容がよければデザインは適当でもいいと思っていたりしませんか?それではパワポを使いこなせているとは到底言えません。

資料やプレゼンを見る人にいい印象を与えるためには、まずデザインをこだわる必要があります。なぜなら、まず目に飛び込んでくる情報は色や写真だからです。いきなり文章や内容に自然と目がいく人はほとんどいません。

他人に作成したものを見せて共感や興味をもってもらいたい。だから、デザインをかっこよくしようとなるのですが、多くの人が見栄えをよくする方法を勘違いしています。カラフルにしたり、複雑な図形を使ったり。むしろ、シンプルな色や形でいかに整ったものを作り上げられるかが勝負になります。

ごく普通の資料作成の流れとは

普段パワポで資料を作るとき、まずスライドの構成を考えるはずです。

1枚目→表紙
2枚目→目次
3枚目から〇枚目まで→△△
〇+1枚目から□枚目まで→▼▼

というように自分なりに考えるでしょう。

そうしたら次に各スライドの作成段階に入りますよね。まず問題になるのが、タイトルをどうするかです。

もちろんタイトルに何を書くのかも大事ですが、タイトルボックスをどうデザインするかも大きな問題になります。文字だけだといくらいいタイトルをつけたとしても、デザインとしてイマイチなのでスライドとしての評価は高くなりません。

そこで、四角形の出番です。

↑のように2つの異なる四角形を組み合わせることでタイトルボックスをデザインすることができます。文字だけのときよりも、色がついたので見栄えがいいですよね。

ただし、2つの四角形を組み合わせてタイトルを作成するときに注意しないといけない点があります。

片方の四角形だけ枠線をなしにしていると、端に僅かなズレが生じてしまいます。大抵の人ならこのズレを見逃します。しかし、パワポでの資料作成がプロレベルになると、この点を見過ごすことはありません。プロがズレのある資料を見た時、すぐに指摘するか、気がつかないふりをしてあなたへの評価を下しているかのどちらかの行動を取ります。本当に整った資料作成をした方は細かい点まで気をつけるといいでしょう。

もっと他にタイトルデザインについて知りたい方はこちらで紹介しているので是非参考にしてみてください。

各スライドの内容をどうするか

タイトル部分が終わったら、タイトルの内容について説明をする内容部分を作成しないといけませんね。テキストで説明したり、グラフや表を用いたり、いろいろな方法が考えられるでしょう。

↑のように、スライドに内容を入れてみました。グラフには色があるので、そこそこの見栄えになっています。しかし、左側のテキストは色がないだけでなく、「タブレット」や「パソコン」の項目とその説明文の区切りがはっきりしていませんよね。この問題を解決するのにも、四角形が活躍します。

↑のように、2つの違う四角形を組み合わせます。タイトルのときの方法と似ていますが、ここでは下の四角形をやや大きくします。図形の場合、テキストの量に関係なく、大きさを調整できるのが強みです。

2つの四角形で作成したものをスライドに入れてみると、↑のようになります。スライドとして色のバランスが整っていることがわかります。さらに、「タブレット」や「パソコン」の項目と説明文の区別がはっきりしています。

ここまでの復習

ここまでやってきたことは2つの四角形を上下に組み合わせるだけです。図形として単純なものも色の選択と組み合わせ方でここまでデザインとして成り立たせることができます。他の組み合わせ方もあるので、気になる人はNo.2に進んでください。