ここまでは四角形を複数個使って、デザイン性の優れたものを紹介してきました。(詳しくしりたい方はこちら)すでにNo1と2で紹介したものが四角形で作る代表的なものですが、もう一つ忘れてはならない四角形の役割があります。それはこれまでの紹介してきたスライドに足りないものだとも言えます。すでにNo1と2を読んでいただいた方は何がたりないのか気が付きましたか?

↑1枚目

↑2枚目

No1と2を読んでいない方も、上の2つのスライドを見て何が足りてないのか考えてから、次に進んでください。答えを知ることは簡単ですが、まずは考えることが大切です。

何を強調したいのか

2つのスライドはともに、そこそこのレベルのスライドになっていると思います。職場での資料にこの2つのスライドが含まれていても何も違和感を感じないことが多いのではないでしょうか。しかし、やはりそれなりのレベルのスライド止まり。結論から言うと、どこに注目してほしいのか全くわからない。要するにただのデザインがまあまあのお飾りページになってしまっています。こんな問題にも、同じ四角形をうまく使うだけで解決することができます。

白抜きの四角形で強調!

どこに注目していいのかわからないスライドに欠けているのは、「目立たせる」ための仕掛けです。それに役立つのが白抜きの四角形、つまり枠線だけに色がある四角形です。

一番オーソドックスな方法が実線の枠線で目立たせたいものを囲む方法です。ただ囲むだけでも人の目を引き付けることができます。目立たせる効果を最大限にするには、周りの色に比べたやや目立つ濃い色を使うといいでしょう。自然とそこに読み手の目線を誘導することができます。

周りに実線の枠線だけの図形が多いときは、点線の枠線を使用することで周りの図形との差別化ができます。実線か点線の枠線を使うことになりますが、同じスライドにある図形との色や枠線のバランスを気にしながらどちらの枠園を使うのか決めてください。

最後に

ここでは、スライド上の「ここは強調して伝えたい」というポイントを四角形で簡単に目立たせる方法を紹介しました。色を変えたり、枠線の種類を選んだりするのはそんなに難しくない作業なはずです。なので、最終確認で「このスライドはどこに目線を集めたいのかわからない」というときは、ぜひ四角形で強調をしてください。また、これまで紹介してきた四角形を組み合わせたデザインも参考にしていただけるとうれしいです。