Illustratorでパスのオフセットを上手に使う

2017.1.4イラストレーター

Illustratorでパスのオフセットを上手に使う

ここではイラストレーターの「パスのオフセット」について説明していきます。
「オフセット」という言葉にあまり馴染みはないでしょう。しかし、この機能を覚えておくと、イラレの使い方の幅が広がる可能性があります。

パスのオフセットとは


「パスのオフセット」とは、選択しているパスから設定した距離だけ離れたところに新しいパスを作成する機能です。


上図を見るとわかりやすいです。選択しているパスに対して外側に新しいパスがつくられています。このように、パスのオフセットでは、選択しているパスの内や外に同じ形状のパスを作成します。

パスのオフセットと拡大・縮小との違い


パスのオフセットでは、選択しているパスと似た形状のパスを作成します。そうすると、中には「拡大・縮小ツール」とは何が違うのか?と疑問に思われた方もいるかもしれません。しかし、2つの操作では新しくできるパスの形状は全く違うものになります。


上図を見ると違いがよくわかります。左の「拡大・縮小ツール」では元のパス(オレンジ色)に対して、新しいパス(水色)がずれています。一方で、右の「パスのオフセット」では元のパスに対して同じ形状の新しいパスが作成されています。

パスのオフセットの値の正負


「パスのオフセット」では、選択しているパスからどれだけ離れた位置に新しいパスを作成するかを値で設定することができます。値は正(プラス)だけでなく、負(マイナス)も入力できます。


正の値を入力した場合は選択しているパス(オレンジ色)の外側に新しいパス(水色)が作成されます。一方で、負の値の場合は選択しているパスの内側に新しいパスが作成されます。

パスのオフセットのやり方


それでは、「パスのオフセット」のやり方を見ていきましょう。


まずオフセットしたいパスを選択します。パスを選択するには、ツールパネルの選択系ツールを使います。


パスの選択ができたら、パスのオフセットをします。メニューバー「オブジェクト」>「パス」>「パスのオフセット」を選択します。


そうすると、「パスのオフセット」のダイアログボックスが表示されます。オフセットの値を入力し角の形状を選びます。(角の形状については後述)設定が終わったら、「OK」をクリックします。


パスのオフセットを行った結果、新しいパスが作成されました。後は、色などお好みで変更します。

パスのオフセットと角の形状


「パスのオフセット」では新しく作成されるパスの角を設定することができます。


設定できる角の形状は3種類です。
マイター:選択しているパスと同じ角になります
ラウンド:角が丸くなります
ベベル:角が面取りされます


角の形状の下に、比率という項目があります。この項目は、選択しているパスの角が尖っている際に、マイターを角の形状として選択していると有効です。入力する比率の値によって一部、または全ての角が面取りされたようにすることもできます。最終的にどのような形状のパスが作成されるかは、比率の値と角の角度によって変わってきます。なので、比率の値を入力するときは、プレビューで確認しながら設定することをおすすめします。

まとめ


ここまでパスのオフセットについて説明していきました。ここで初めて「パスのオフセット」について知った方は、この機能をどのように使えばいいのか想像できないかもしれません。それでも、文字に縁をつけるなどの場面で少しずつ使っていくと、だんだんと活用場面がわかってくるでしょう。

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