エクセルの関数の中でよく使われる一つ、SUM関数(読み:サム、意味:英語で「sum」は「合計、総額、総数」)をここでは取り上げて解説していきます。

SUM関数とは何か?

SUM関数とは、「=SUM(範囲)」という形で使うのが一般的で、指定した範囲に含まれるすべての数値を足し合わせた合計値を表示してくれます。範囲に空白や文字列(数値ではないデータ)が含まれている場合、それらはすべて無視されます。

SUM関数の書式=SUM(数値1,[数値2],・・・,[数値255])
対応Version365、2019、2016、2013、2010

SUM関数の範囲指定の方法

SUM関数を使う上で、範囲を選択する方法は大きく2つあります。

①ドラッグでまとめて範囲を指定する
②1つずつセルを選択して指定する

それぞれの指定方法について、実例を交えて見ていきましょう!

①ドラッグでまとめて範囲を指定する

合計を表示したいセルに「=SUM(」と入力します。

次に、合計したいセルをドラッグして指定します。

範囲の指定が完了したら、「Enter」を押してください。合計値が計算され、結果が表示されます。

②1つずつセルを選択して指定する

合計を表示したいセルに「=SUM(」と入力します。(←①のときと同じです)

次に、キーボードの「Ctr」(または「command」)を押しながら、合計したいセルを1つずつ選択してください。飛び飛びとなっているセルであっても大丈夫です。

範囲の指定が完了したら、「Enter」を押してください。合計値が計算され、結果が表示されます。(←①のときと同じです)

SUM関数の範囲指定の応用

SUM関数の範囲指定では、「①ドラッグでまとめて範囲を指定する」と「②1つずつセルを選択して指定する」を組み合わせて、使用することもできます。

ただ、「②1つずつセルを選択して指定する」を使って、バラバラな位置にあるセルをたくさん指定してしまうと、どのセルの合計を計算したのか?ちゃんと求めたい合計が計算されているのか?など、頭が混乱する原因になります。

そのため、グループやカテゴリーごとに小計を表示するセルを設け、小計の和として、合計を設置することがおすすめです。